21:■マンション修繕編<別冊> 2014年11月10日号14-15頁に掲載

【記事全文】

■耐震 ヴェルドミール多摩桜ヶ丘定期借地権付きのマンションで、アドバンス制震システムによる耐震改修工事を実施


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 ヴェルドミール多摩桜ヶ丘は平成21年に耐震診断を実施したところ、耐震性能が不足していることが判明しました。また、当マンションは、60年の定期借地権付きのため、平成23年に東京都の「住宅アドバイサー派遣制度」を利用し、借地権の法解釈と耐震補強工事の助言を受けました。そして、全所有者に工事の是非・許容負担金等のアンケートを実施し、補強工事実施の承諾を経て直ちに検討委員会を立ち上げました。改修工事は住まいながらを条件として、「居住性・景観性を損なわず外観の意匠性を考慮」を重要テーマに、プロポーザル方式により設計者および施工業者を選定しました。また、東京都、多摩市から4/5の助成金の交付を受けられました。



マンション終戦編2.jpg  委員会発足時は補助金の交付が1/3とされていましたが、当マンションは「東京都緊急輸送道路」沿道に該当するため助成金の増額や耐震関連に詳しい建築家を新たに委員に選出し、都合35回もの委員会を開催しました。委員各位の真摯なるご尽力により、地震に対する安全性や資産価値の向上を得ることができましたことに感謝すると共に、付帯工事により利便性も向上し、今後も安心してマンション生活が送れそうです。
●ヴェルドミール多摩桜ケ丘管理組合 理事長 大里輝男

アドバンス制震システム
アドバンス制震システムは、機械分野で広く利用されている変位・速度増幅機構を応用し、地震や強風による建物の変形や加速度を効率よく軽減。建物の損傷や、家具の転倒などを抑制し、安全性と居住性を高める画期的な制震技術です。


工事費用 1億5,960万円(税込)
(制震システム、スリット工事、その他付帯工事)
築年数/築36年(昭和53年3月竣工)
構造・規模/SRC造(一部RC造)(地上11階建て)
総戸数/64戸
施工者/鴻池ビルテクノ株式会社
工事期間/平成25年11月~平成26年6月