10:日経アーキテクチュアSPECIAL 特別編集版 2006.5に掲載

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耐震補強システム 地震エネルギー吸収型が普及へ


060529.jpg 地震エネルギーを吸収する特殊な耐震補強システムを公立学校でも採用する動きが目立ってきた。
 例えば2005年、秋田市立築山小学校の耐震補強工事で採用されたのは、三井住友建設が開発した「減衰こま」だ(左下の写真を参照)。地震で動く建物の水平変位を、回転運動に変換することで地震エネルギーを吸収するシステムだ。外部から施工でき、建物を使いながら補強できることが主な採用理由だった。
 川口金属工業が開発した「アドバンス制震システム」も05年3月、学校建築に初めて採用された。同システムは、建物の水平変位をオイルダンパーで吸収するもので、学校建築への実績を1年間で4校、143基まで伸ばしている。

左:三井住友建設が開発した「減衰こま」を使った耐震補強例(写真:三井住友建設)
右:川口金属工業が開発した「アドバンス制震システム」
 (写真:川口テクノソリューション)